The die is cast.
春の陽気に誘われて。
2011-04-28 Thu 15:40
興味のない方は、ごめんなさい。
サッカーの話です。


震災の影響で延期されていたJリーグが再開されました。
欧州リーグが佳境を迎え、僕が好きなクラブは、既に一通りのタイトルレースから(今年も……)脱落し、哀しみに暮れる日々を送っていたのですが、ついに僕たちのJリーグが再開したのです。

そんなわけで、春の陽気に誘われて、日曜日のホーム開幕戦に行って来ました。
ちょうど桜も満開でしたので、自転車でお花見もしつつ向かいました。(もちろん一人で)
写真はアルビレックス新潟のホームスタジアムです。

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アルビレックスは何年もJリーグで観客動員数が2位のチームです。
(J1が18チーム、J2が20チーム、合計38クラブ中の2位になります)
1位だったり、年間動員数の記録を作ったこともあるのですが、今は浦和レッズの方が動員が多いです。

地方都市という性質上、娯楽が少ないことも影響しているのかもしれませんが、老若男女を問わず、様々な層の観客が、毎節3万から4万人ほどスタジアムに入ります。
小さな子が、レプリカユニフォームを着て歩き回っている姿を見ると、胸が熱くなります。
あと、去年までの話ですが、女の子がマルシオ・リシャルデスのレプリカを着ていると恋に落ちそうになります。
そうか! 君も分かるのか!
リシャリシャの胸トラップは見ているだけで、涙が出てくるよな! 
とか、思います。



『初恋彗星』の舞台は山梨県ですが、主人公とヒロインがアルビレックス新潟のホームスタジアムに観戦に訪れるシーンがあります。

初恋彗星 (メディアワークス文庫)初恋彗星 (メディアワークス文庫)
(2010/05/25)
綾崎 隼

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舞原星乃叶はスタジアムで『夏季限定のダブル・ジェラート』なるアイスを食べようと誘うのですが、舞台探訪ということで、写真を撮ってみると、こんな感じで会場の外に幾つも屋台が展開されています。

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『ダブル・ジェラート』は創作ですが、下の写真のようにアイスも売っています。
新潟の四月は肌寒いので、閑古鳥が鳴いていましたけど。

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この日は天気雨の降るおかしな日でした。
作中で柚希たちが観戦したのは真夏の試合です。
甲府もJ1に再昇格したので、今年は数年ぶりに川中島ダービーが実現しますね。



小学生の頃は野球が好きだったし、試合もよくテレビで観ていました。
でも、今はサッカーが好きです。
つまらない話かもしれませんが、数字上でJリーグの魅力を少しだけ書いてみたいと思います。


下部リーグがあって降格と昇格の宿命がつきまとうことこそが、Jリーグとプロ野球の決定的な違いだと思っています。
野球の場合、どんなに成績が悪くても、来年もそのリーグに残れますが、Jリーグではそうはいきません。

年度によってルールが改正されますが、Jリーグの場合、シーズン終了後、J1の下位3チームとJ2の上位3チームが入れ替わります。
そのため、下位チームの後半の試合は、消化試合どころか、悲壮な想いを込めた壮絶なものになります。
J1とJ2では天と地ほども違うのです。
マスコミの扱いも、日本代表に入るチャンスも、収入や給料も。


また、上位チームには優勝以外にも目指すべき目標があります。
年度によって数が変わりますが、上位3チームが来期のアジア・チャンピオンズリーグ(いわゆるACL)に出場出来ます。
(4位でも、上位のチームが天皇杯を制した場合、出場出来ることがあります)
ACLは各国リーグの上位チームが出場し、一年かけてアジアのチャンピオンを決めるというもの(Jリーグと並行して行われます)で、欧州チャンピオンズリーグに比べれば、格段にレベルが落ちますが、優勝することで大陸王者決定戦に出場出来ます。
(昨年は長友選手の所属するインテル、一昨年はバルセロナがヨーロッパチャンピオンでした。勝ち抜くことで、それらの強豪と試合をするチャンスが出てきます)


さらに順位による賞金があります。
Jリーグでは7位以上のチームに賞金が出るなど、順位による恩恵が細かく設定されています。
そのため、最終節まで大多数のチームに緊張感がつきまといます。
J1の試合数はホーム&アウェイの総当りで34試合。
野球などに比べ、試合数が少ないのにクラブの数は多いので、基本的に順位は上から下まで混戦状態です。


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アルビレックスはJ1に定着し、中位のチームになりましたが、昇格直後は降格争いに巻き込まれることも多いチームでした。
今でこそコンスタントに選ばれるようになりましたが、当初は日本代表も一人もいませんでした。

去年は開幕8試合勝ち無しで、本当に胃のキリキリする前半戦でした。
(直後に4連勝して、あっという間に上位へ駆け上りましたが)

決してお金持ちのクラブではないので、毎年、活躍した主力が強豪に引き抜かれます。
(主に浦和レッズとか浦和レッズにね……。)
よくエースが移籍金ゼロでいなくなります。
(主に浦和レッズとか浦和レッズに行きます……。)

主力が並んでいるせいで、哀しみを通り越して、とうとうレッズに頑張って欲しいと思い始めた県民は僕だけではない気がします。
エジミウソンとマルシオの前線とか、アルビサポーターの夢の結晶ですから。



スタジアムにはドラマが詰まっています。
ワールドカップやアジアカップの盛り上がりで、日本代表に対する関心は高まっていますが、依然として、マスコミのJリーグへの関心度の低さには悲しくなります。
Jリーグを観ていることで、代表戦は数倍楽しくなるんですけどね。
言ってみれば、ライバル同士が手を取り合うオールスターですから。

代表戦に地元クラブの選手が出場すると、それだけで嬉しくなります。
試合の見方が変わったりもします。
もっとJリーグが盛り上がっていったら良いのにと思っています。


ホーム開幕戦は1対1のドローでした。
あと1点取って勝っていたら、単独首位だったんだけどなぁ。
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