The die is cast.
授賞式に行ってきました。
2013-11-18 Mon 18:45
新刊『ノーブルチルドレンの追想』が発売されてから三週間ほどが経ちました。
既に多くの方に読んで頂けたようで、嬉しい限りです。
様々な場で沢山の感想を頂きました。
ありがとうございます。
とても励みになります。

『ノーブルチルドレン』のお陰で出会うことの出来た読者さんが、沢山いるように思います。
『花鳥風月シリーズ』を出していた頃は、20、30代を中心に、大人の読者さんが多かったのですが、
ノーブル以降、小学生、中学生からのファンレターが増えました。
だったら、もう少し細かくルビを振って、読みやすくすれば良かったかな……なんて嬉しい反省もしています。

ノーブルチルドレンの追想 (メディアワークス文庫)ノーブルチルドレンの追想 (メディアワークス文庫)
(2013/10/25)
綾崎隼

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先日、第20回電撃大賞の授賞式が行われ、足を運んできました。
<第21回電撃大賞>の募集はこちらから。

早いもので、自分の受賞から数えて、もう五回目の参加になりました。
今回、受賞者の皆さんのペンネームとあらすじを読み、久しぶりに小説は女性が0人かなと思ったのですが、予想に反して3名もいらっしゃいました。

今回は、大賞の一作とMW文庫賞受賞作、加えて金賞からも一作、メディアワークス文庫の刊行となるようです。
9分の3がMW文庫ですね。

受賞された皆様、本当におめでとうございます!



この記事を読んで下さっている方の中には、電撃大賞に応募された方もいらっしゃるでしょうか。

自分の過去を振り返ってみると。
僕は新人賞に落選する度に死にたくなっていたし、通算10回は諸々の新人賞で落選しています。
(デビューした後で、自分を落とした出版社から執筆の依頼が来たこともあります。相手の方には言いませんでしたが……。)
デビューは28歳の時で、投稿を始めて5、6年で受賞出来たとはいえ、小説を書き始めた時から数えると、作家になるまで15年くらいかかっています。

諦めなくても夢が叶うとは限らないのが、この世界の残酷なところですが、
諦めずに書き続けることが出来るか否かも、才能のうちなのかなと思います。
僕の場合、いつだって書きたくて書きたくて仕方がなかったので、書き続けること自体には、さほど努力を必要としなかったのですが、毎回、落選のショックから這い上がるのが大変でした。

顔も見えない相手に、評価も分からないまま落とされるのはきついです。
何が駄目なのかも聞けないですし。
ちゃんと読んでいるのかよと、疑ってしまうこともありました。

電撃大賞の場合、一次さえ突破出来れば選評がもらえるので、そこは他の一般文芸の賞と比べて、随分と励みになる気もします。
二次以降は、必ず編集者が複数で読んで下さるので、その辺りも安心ですね。
(もっとも一次の時点で倍率が10倍ですが……)


世の中には様々な新人賞があります。
電撃大賞には受賞作の傾向がないので、どんな作品で応募しても問題ないのですが、もしかしたら、その作品にはもっと別の賞の方があっているのかも。……ということもあるかもしれません。
送るべき先の正解なんて誰にも分からないです。

ただ、電撃文庫とMW文庫の基本の初版部数を知っている人間からすれば、
ここで定期的に本を出し続けられれば、食べていける程度には稼げるということは言えます。

出版不況なんて言葉をよく耳にする時代ですから、それって実は結構重要なことなのかなと思います。
僕はお金を稼ぐために小説家になったわけじゃないので、出版で食べていけなくても別に構いませんが、生活していけるなら、もちろん、それに越したことはないわけで。

いつまでも今の状況が続く保証もないけれど、
執筆に不必要なノイズが最小限で済む現在の環境には、とても感謝しています。


ノーブルチルドレンの残酷 (2) (シルフコミックス)ノーブルチルドレンの残酷 (2) (シルフコミックス)
(2013/10/22)
幹本ヤエ

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