The die is cast.
翻訳のこと。
2016-06-22 Wed 22:00
きちんとお伝えした方が良いと思うので、一つの記事として書かせて頂きます。

先日、ブログのコメント欄を通して、
中国の方から、とある連絡をいただきました。

要約すると、
☆花鳥風月シリーズ、君と時計シリーズをすべて読んだこと。
☆もっとたくさんの方に作品の魅力を伝えられたらと思い、君と時計シリーズを第二幕まで翻訳し、公開した結果、熱い反応を頂けたこと。
☆このまま第三幕、第四幕も翻訳したいので許可を頂きたいこと。

以上のような話でした。


一つずつ、お答えします。

花鳥風月シリーズは中国版も発売されています。
台湾角川の公式ページ

こちらを購入して読んで下さったのでしょうか。
それとも日本語版を購入して下さったのでしょうか。
私の本を読んで下さったこと、楽しんで下さったこと、とても嬉しいです。

もっとたくさんの人に読んで頂きたい(もちろん、海外の方にも)ですし、
私の本を広めたいと願って下さることにも感謝します。


翻訳に関しての質問に回答します。

『君と時計シリーズ』は、講談社と契約して執筆し、出版しているものです。
翻訳版が別の出版社から出ることは珍しくありませんが、
私は出版者(今回は講談社)を通してしか、翻訳の許可を出せない立場にあります。
ですので、翻訳の許諾を取りたい場合は、出版元の講談社にお願いします。

現在、君と時計シリーズの第二幕まで翻訳済みということですが、
もしもそれがネット上にアップされている場合、
収益が発生するしないに関係なく、取り下げて頂く必要もあります。

私の本を本当に楽しんで下さったのだということ。
翻訳版が発売されていないため、自分で訳す以外の方法では、紹介出来なかったこと。
どちらも分かるのですが、
今の形では海賊版ということになってしまうので、頒布するのはやめて頂きたいです。



以前、
私の別の小説が、海外の言語でネット上にアップされているのを見つけたこともありました。
あの時は、自分が読めない言語だったこともあり、そのまま見て見ぬふりをしたけれど、
今思えば、そちらも出版社(KADOKAWA)に報告するべきだったのかもしれませんね。



最後になりますが、もう一度。

翻訳は本当に大変な作業だと思います。
その熱意を傾けたいと思うほど、私の本を楽しんで下さったこと、とても嬉しく思っています。

現状、中国語版は存在しませんので、どうしてと思われてしまうかもしれませんが、
君と時計シリーズを守るため、どうか取り下げをお願い致します。
別窓 | 小説のお仕事 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 綾崎隼の徒然雑記 |