The die is cast.
『君と時計と雨の雛 第三幕』発売
2016-05-20 Fri 00:00
君と時計と雨の雛 第三幕

本日5月20日。
通算21冊目となる新刊、『君と時計と雨の雛 第三幕』が、講談社タイガより発売されました。

第三幕は草薙千歳が表紙です。
年内発売予定(執筆中)の最終幕は、雛美が表紙となります。

第三幕は冒頭に<これまでの物語>というページが作られています。
何だか妙に洒落ていて、お気に入りです。

巻末にはARIAで連載が始まっている『きみとけ』コミカライズの告知も載っていますので、そちらもチェックしてみて下さいね。
小さい四人が可愛いのです!










少しだけ本編の話も。

僕はラストシーンまで詳細なプロットを作ってから書き出すタイプで、
長編シリーズで巻を重ねても、構成や展開が変わることはほぼありません。
(ノーブルチルドレンも、レッドスワンも、最後まで構想通りに書き切りました)

全体像が完成しないと執筆に着手出来ない性質のせいで、
「これ、アイデアはキャッチーだけど、オチが思いつかないから没だなー」
というプロットが山ほどあります。

そんな中……。

以下、第三幕までの<きみとけ>執筆にまつわる話なので、
(ネタバレは含みませんが)
本編を読んだ後で下部へとお進み下さい。

<続き>

『君と時計シリーズ』は、お話を頂いてから、
<タイムリープもの>と決めて構想を練り始めました。

ずっとやりたかった題材だったこともあり、
たった一日で、第一幕から第三幕(『雨の雛』ラストシーン)まで、プロットが書けました。

スラスラと、本当に一気に書き上げていったわけですが……。
問題は第三幕でした。

これは面白い気がする……!
と、高いテンションでプロットを作っていったのは良いのですが、
『雨の雛』のラストシーンで手が止まってしまったのです。


……これ、解決するの無理じゃない?
主人公たちの未来、詰んでない?


と、なってしまいまして。

ああ、無理だ。
とりあえず、解決策が見つからないから諦めよう……。
と、実に三週間ほどプロットを放置することになりました。


最終的には(自分の中で完璧と思える物語の終着地点が見つかり)無事に構想がまとまったわけですが、
あのままプロットがお蔵入りになる可能性もありました。
ギリギリの闘いでした。
ミステリーを書く時は、やっぱりオチから練るべきですね。
いつもとは違う作り方をしたからこその疾走感が生まれたような気もしますけど。


四部作ですので、この第三幕でほぼすべての情報が出そろいます。
残すは、

<現実vs主人公たちの選択>

この物語は、どんな結末を迎えるのか。
主人公たちは、どんな未来を選ぶべきなのか。

一緒に考えながら、楽しんでもらえたら嬉しいです。
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この記事のコメント
こんにちは。
先日たまたま書店に並んでいた君と時計とが目に止まり、もともとタイムリープをするお話がとても好きなので、2幕まで買って拝読しました。はじめは通勤の暇つぶしにという軽い気持ちで読んでいたのですが、とても面白く一気に読み終わってしまいました。3幕も購入してあっという間に読み終わりました。お話が進むごとにどんどん面白くなります。
3幕を読み終わって、もう詰んでるじゃん…とプロットを考えていた時の綾崎さんと同じ気分を味わっています。
4幕がとても楽しみです。みんなが救われることを願いつつ、発売を心待ちにしています。
2016-05-21 Sat 14:30 | URL | たかしま #-[ 内容変更]
第三幕読みました。次々とタイムリープについての衝撃の真実が明らかになりましたが、やはり最後まで気が抜けないですね。何となく嫌な予感はしていましたが、あのラスト…どんな結末を迎えるのか楽しみにしています。
2016-05-22 Sun 15:29 | URL | みかん #-[ 内容変更]
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2016-05-23 Mon 00:47 | | #[ 内容変更]
こんにちは、中国からのファンです。綾崎先生かつての作品「蒼空時雨」シリズからおよび最近の「君と時計」シリズは全部読ませでいただけました。と〜ても先生の独特の世界と美しい言葉に魅せられました。そして今日は申し訳なければならないことがあります。実は先日あまり先生の新作「君と時計」シリズが好きで、もっとたくさんの人がこの作品の魅力を感じられるたらいいな〜と思って、勝手にこの作品を中国語に翻訳と試みました。昨日までちょうど第二幕を完成して、いろいろ熱い反応例えば「面白い展開ね〜」「これからどうするか気になってならない」「今年一番面白いライトノベルをみつけた!」などなどがでました。実は以前いくつかのライトノベルの翻訳をしたことがあるので、恥ずかしい話ですが、かなりこのあたりの経験を持ってとおもいます。無礼の申し込むとしっていますが、第三幕そしてこれからの第四幕を翻訳させていただけますか、お答え頂けると嬉しく思います。そしてなりよりどうかお大事になさってくださいませ。
2016-06-18 Sat 11:39 | URL | d830700061 #-[ 内容変更]
私の本を楽しんで下さり、ありがとうございます。

きちんとお伝えすべきと思うので、記事として書きました。
以下の記事をお読み頂ければ幸いです。

http://ayasaki8823.blog109.fc2.com/blog-entry-190.html
2016-06-22 Wed 22:18 | URL | 綾崎隼 #-[ 内容変更]
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