The die is cast.
デビュー7周年&文庫版『命の後で咲いた花』発売
2017-01-25 Wed 00:00
2016年1月25日で、デビューから丸7年となりました。
そして、本日、文庫版『命の後で咲いた花』が発売となります。

命の後で咲いた花_文庫版

以下、文庫版の紹介を。



この物語は4年前にデビュー3周年記念作品として発売されたものです。
本編に多少の修正を加え、
40ページほどの後日談『After story』を加筆しています。

こちらは以前twitterに掲載した画像ですが、
その1
その2
後日談にも琴弾麗羅と千桜緑葉が登場しています。
(二人は本編にも登場しています)

『命の後で咲いた花 After story』は、
(未来線上のアリアを除けば)既刊作品の中で、最も設定年代が未来なので、
描かれている麗羅と緑葉は、現状、最も年齢の進んだ姿になります。
(ノーブルチルドレンのネタバレはありませんので、未読の方もご安心を)



書影を見れば一目瞭然ですが、文庫化にあたり、ワカマツカオリさんが表紙を新しく描き下ろして下さっています。
「単行本の表紙も好きだったのに!」という方にお伝えすると、
僕も、単行本の表紙が本当に大好きだったので、
「口絵に、ぜひ、単行本の表紙も……!」とお願いしました。
なので、そちらも収録されております。

さらに!
『命の後で咲いた花』は二部構成になっていて、それぞれ三話ずつ収録されているのですが、
単行本では、それぞれの第三話に扉絵がついていました。
そちらを収録しつつ、今回、残りの扉(After story含む)にも、扉絵を描き下ろして頂きました!!
ワカマツさんのイラストが表紙だけでなく、扉にも新作で5枚です!
超贅沢……!!

しかも扉絵には麗羅君と緑葉さんもいましてですね。
それがまた、本当に素敵なイラストで。
何と言うか、感涙の一冊になっております。



文庫化にあたっての率直な話も。

単行本を購入して下さった方に申し訳ないという気持ちがあり、
実は文庫化の話は、二回ほど延期していました。
さすがに4年経ち、単行本も手に入りにくくなったので、今回、文庫化に踏み切ったわけですが、
書き下ろし後日談を加筆したことで、
「そのために買いたい!」
と思って下さる方も多くいらっしゃるようです。
もちろん、それは本当に、とても嬉しいことなのですが。
二回、お金を出して頂くことに対し、もやもやとした感覚があるのも事実で。
後日談を書いたことが良かったのか、なんてことも考えてしまいます。
(どうしても書きたい物語があったから、編集に加筆の許可をもらったわけですが)

僕は時々、友達に自分の好きな小説をプレゼントします。
今は、この物語がそんな一冊になったら良いなと思っていて。

ファンレターなどで、時々、
「友達に貸したら、友達も好きだと言ってくれました。でも、作者からしたら買ってもらわなきゃ意味がないですよね」
といった類のことを言われることがあります。
時々と書きましたが、実は結構、頻繁に。
ただ、僕はこれを言われた時に悲しくなったことなんてなくて。
むしろ、本当に凄く嬉しくて。

「面白いから読んで!」
と、友達に薦められ、新しい物語を知るって、とっても素敵な出会い方だと思うんです。
実際、学生の頃、僕もそうやって何度も、何度も、自分では知ることのなかった本と出会いましたし。

だから、単行本を持ってるけど、『After story』も読みたいと言う方は、
後日談を読んだら、友達にプレゼントして頂いても素敵なんじゃないかなというか、
上手い言葉が見つからないのですが、
この本は<繋がり>が大切なモチーフになっている物語でもありますし、
文庫になって手に入りやすくなったこともありますし、
誰かと誰かを繋げてくれるような本になってくれたら良いなと思うのです。

作者としても大好きな本で、
自分を知ってもらうための名刺代わりにしたい物語でもあります。


何だか、よく分からない話になってきましたので、この辺で。


明日から8年目の作家生活が始まります。
今年は、また新しい物語に挑戦出来たら良いなと思っています。
もちろん、大切な既刊シリーズのことも頭に置きながら。

2017年も、どうぞよろしくお願い致します!


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新刊告知&花鳥風月シリーズ電子書籍化のお知らせ
2016-12-30 Fri 13:40
遅くなりましたが、まずは新刊の告知から。

来月、2017年1月25日に、メディアワークス文庫より文庫版『命の後で咲いた花』が発売されます。

4年前にデビュー3周年記念作品として初めての単行本、ハードカバーで発売された、大切な、大切な物語です。
単行本を購入して下さった方のために、最低3年は文庫にしたくなかったこともあり、このタイミングでの発売になりました。
発売日は7周年の当日ですね。

100%満足のいく本だったので、本編には手を入れたくなかったのですが、結局、ちょこちょこと修正しています。
シーンの追加はわずかですが。

今回、どうしても後日談を書きたくて、
40ページ強の『After story』を書き下ろしています。
もともと本編もそこそこ長く、
あんまりページ数を増やすと定価が上がるから注意せよと言われていたのですが、
結局、書きたいだけ書いてしまいました。
(単行本と同じ文字数行数にしてもらったので、そこまで分厚くはなっていないはず……!)

本編に『ノーブルチルドレン』より、大人になった琴弾麗羅と千桜緑葉が登場しているのですが、
二人は後日談にも登場しているので、ノーブルがお好きな皆様は、そちらもお楽しみに!
ノーブルの新作も近いうちに書き始めます。
(今の原稿が終わったら……。いつ終わるんだろう……。)


表紙はワカマツカオリさんが新しく描き下ろして下さっています。
ワカマツさん、今回、表紙案を二つも出して下さって。
片方は世の中に出ないわけですが、そちらも泣いちゃうくらいに素敵で。
『命の後で咲いた花』は本当に幸せな物語です。
いつも、ありがとうございます!!




今回の文庫化タイミングで、もう一つ報告があります。

ずっと頑なに電子書籍にNGを出していたのですが、
(だって紙の本が好きだし、書店も大好きだし)
色々と思うところもあり、
理由は一つではないのですが、
このタイミングで電子書籍化に踏み切りました。

今回リリースされるのは、
『命の後で咲いた花』と同じ<恋愛ミステリー>の、
『花鳥風月シリーズ』既刊6冊と、『INNOCENT DESPERADO』です。

7冊すべてこちらから試し読みが出来ます。

花鳥風月シリーズの第4作、『吐息雪色』には、東日本大震災チャリティ本のために書き下ろした『after story』という後日譚が存在しています。
2ページの掌編ですが、チャリティ本の販売が終了しているため、今回の電子書籍化に伴い、『吐息雪色』に収録して頂きました。
読みたいと言われても、物理的に不可能な状況が続いていたので、こういうことが出来るのも電子書籍化の良い点ですね。
興味のある方は良かったら。

ノーブルチルドレンは2017年に新作を書く予定なので、
(1年以上前にプロットは通っていたんだけど、今年はきみとけで忙しく……。)
そちらが発売される前に、シリーズを電子書籍にしてもらう予定でいます。
ほかの本もおいおいタイミングを見て。




最後にもう一つ。

最近、宣伝の場はすっかりツイッターがメインとなっていますが、
この度、Instagramのアカウントも取りました。
いつ物語に必要になるか分からないですし、流行り物は試しておかないと。

綾崎隼 Instagram


それでは、また来年もよろしくお願い致します!!
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ファンレターへのお礼状発送について
2016-12-21 Wed 18:00
『風歌封想』のあとがきで告知した通り、
久しぶりに、頂いたファンレターへのお礼状を作っています。
(2014年の春が最後なので、実に3年ぶり)

今までは手作りでしたが、
今回は業者に注文して、少しグレードアップした物をと考えています。
ただ、未だデザイン案と共に思考錯誤中なので、どうなるかは分かりません。

前回のお礼状を発送して以降に届いたファンレター、
(講談社に送ってもらった物や、イベントなどで頂いたお手紙、年賀状なども含め)
すべてにお礼状を発送する予定でいますが、
何しろ3年振りなので、少し前に送って下さった方の中には、住所が変わった方もいると思います。
そもそも、住所が書いていない。
ペンネームしか書かれていない。
という方もいらっしゃいます。
(親元で暮らしている方には、ペンネーム宛ての手紙が届く……という悲劇が、過去に何度が起きています)

住所、お名前など、不安な方は、
メールフォームより、正しいものを教えて頂けたら嬉しいです。


まだ数えていませんが、2、300通は作ることになるので、
実際にお届け出来るのは、もう少し先になりますが、
何とか来年の早いうちに、
(具体的には確定申告の前に……)
送れるよう、準備を進めています。


ファンレターは本当に励みになるし、とても嬉しいので。
これからもお礼状を作っていきたいのだけれど、物理的な時間の問題で、今回が最後になってしまうかもしれません。
少し多めに作って、近々に届いたお手紙には返事を出したいと考えていますが、残念ながら……という場合には、申し訳ありません。
(少なくとも一月末までに送って頂いたお手紙には、お返事を出したいと考えています)


もう少ししたら、新刊のお知らせも出来ると思います。

それでは、また。
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電撃大賞に出席してきました。
2016-11-12 Sat 16:00
先日、第23回電撃大賞の授賞式に出席してきました。
僕は第16回の受賞者なので、自分の回から数えると、もう8回目の参加です。
時の流れが早い……!

小説、イラストに続き、コミック部門も統合されたことで、授賞式の時間が長くなり、
そんなこともあって、式後のパーティーから参加する作家さんもちらほらいらっしゃるのですが、
「今、来ただろ! 美味しいご飯だけ食べに来ただろ!」みたいな。
僕は比較的真面目な人間なので、いつも受賞式から出席しています。
(式に出ないと、受賞者さんの顔と名前が一致しないですし)

今年はコミック、イラスト共に、女性の受賞者が大半を占めていました。
しかし、小説部門は例年、男性が多数派となります。
メディアワークス文庫が出来た僕らの年と去年は、3人女性がいたけれど、それでも男性の受賞者の方が多かったです。

ところが、今年、ついに、そのバランスが崩れることになりました。
8人の受賞者の男女比率が、5:5だったのです。
小説大賞としては最多、四人の女性受賞者が誕生していました。
メディアワークス文庫を狙った応募が増えているからでしょうか。
(今年も4人の内、実に3人がMW文庫デビューのようです)
多様性に富んでいるのが電撃大賞の良いところなので、きっと、好ましい流れなんだろうなと思いながら壇上を見ていました。



紹介が遅くなりましたが、今年の受賞作は<こちら>からチェック出来ます。
今年も発売がとても楽しみです。

どこまで発表されているか分からないので、言って良いことなのか分からないけど。
去年に続き、今年も刊行月に新しい工夫が生まれていましたね。
(2年前までは、基本、受賞作は同時発売が多かった)
どんな風に書店で展開されていくのか、それを見るのも楽しみです。


パーティーでは、なるべく受賞者さんにご挨拶しようと思っているのですが、
7年作家を続けてきたことで、
拙作を「読みました!」と言って頂く機会にも、時々、恵まれるようになりました。
もちろん、それは、とても嬉しいことなのだけれど。
今年は初めて経験した衝撃がありまして……。

「高校生の時に読みました!」

と、言われた時は、思わず遠い目をしてしまったというか。
え、君、幾つ……?
逆に、俺、幾つだっけ……?
となって、咄嗟に頭の中で計算が出来なかったというか、
冷静に考えたら、若い受賞者さんなら、そういうことも有り得るんだろうけれど。
僕はまだ新人気分が抜けきっていないので、嘘だろ……と耳を疑うことになりました。

「高校生」でも衝撃だったので、
今後、もしも作家さんに「中学生の時に読みました」とか「小学生の時に読みました」なんて言われる機会があったら、血を吐く気がします。



よく分からないことを書き連ねてしまいましたが。
そして、最後になりましたが。


電撃大賞、受賞者の皆様。
この度は、本当におめでとうございました!!

これから、どうぞ、よろしくお願い致します!
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『君と時計と雛の嘘 第四幕』発売
2016-10-20 Thu 00:00
君と時計と雛の噓 第四幕

本日10月20日。
通算23冊目となる新刊、『君と時計と雛の嘘 第四幕』が発売されました。
【君と時計シリーズ】最終巻です!

第一幕から繋がっている表紙は、もちろん、pomodorosaさんが描いて下さいました。
タイトルと同様、表紙にもループする物語を暗示する仕掛けが施されています。
(下のリンク先にて、四冊を繋げた一枚絵を見ることが出来ます)

完結記念として、既刊の【プレゼントキャンペーン】が行われているので、未読の方は応募してみて下さいね。

コミック版『君と時計と嘘の塔』第1巻も発売中です!




きみとけ最終巻なので、思い出話も。


講談社タイガで書かせて頂くことが決まり、
プロットを作った結果、全4冊になることが判明し、
4巻構成なら、1年に1冊ずつ書いて、4年間、ゆっくりタイガを楽しもうと思ったのですが……。

第一幕を読んだ担当編集から、
「ひとまず間を開けずに続きを発売したいから、とりあえず第二幕を」と言われまして。
僕は編集者に忠実なタイプの作家なので、
急いで次を書いたら、
「この後、一年もあけたら暴動が起きるから、とりあえず第三幕も早く」と言われ……。
何だかんだで気付けば、1年で全4冊が発売になりました。

スピッツの歌詞っぽく言うと、

誰よりも早く駆け抜け
LOVEと絶望の果てに
(講談社タイガでシリーズ最終巻を最初にお)届け
しました。



シリーズと平行して、『レッドスワン』と『風歌封想』も書いていたので、
スケジュール的には、後半、相当厳しかったのですが、
7年作家をやって分かったのは、漫然と時間をかければクオリティが上がるわけではないということで。
(完成度を高めるために必要なのは、トータル時間であって執筆期間じゃない)
結果的に、テンションを落とさずに、物語の最後まで一気に書けて良かったです。

最終巻は、本当に、ギリギリまで入稿を引っ張ってもらって、
徹底的にブラッシュアップしたので、
(改稿に時間をかけるのは、いつものことですが)
担当編集にも本当に迷惑をかけたのだけれど、
(翌朝、関西出張なのに、午前三時過ぎまで打ち合わせに付き合ってもらったり……。)
お陰で、納得のいく最終巻を書けました。
やり遂げました。最後まで。


この物語の結末が、どんな風に届くのか。
今は、まだ、分からないけれど。
一人でも多くの人に楽しんでもらえたら嬉しいです。
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